それでも世界が平和になる道をみつけよう。

それでも世界が平和になる道をみつけよう。

今年も終戦の日がやってきた。
戦後77年、国内では戦争を語る人が少なくなり、
世界では戦争が止まらない。
東西冷戦の終結で戦争のない世界を夢見たが、
世界はそんなに単純ではなかった。

それは人間自身の複雑さが招くのか、
人間の無知がそうさせるのか、
そもそも生き物はその進化のために争うことは避けられないのか。

これだけ文明が発達し、
我々人類は多くの知識や情報を持っているのにもかかわらず、
戦争を避けられないのはなぜか。

食糧とエネルギーのバランスによって、
飽食と飢餓が同時並行的に存在する地球。
飽食は健康を損ない、怠惰にさせ、心を病ませる。
飢餓は直接死につながり、その悲しみと怒りは争いを起こす。
いずれも人類にとって良いことはない。

エネルギーに至っては、すべての根源的な存在となってしまっているが、
経済的な商品で取引されるエネルギーと、
生きていくために分け合うエネルギーを区別することができないのか。

このバランスさえ調整できれば、世界は平和にならないか。
食糧とエネルギーは、誰にでも公平に与えられるものと
みんなが約束すれば良いだけなのではないか。

しかし、人間はそんなに単純ではない。
どんなルールをつくっても、
いつかは世界を支配しようとする輩が現れて争いとなる。
結局、人類は食糧とエネルギーに支配されている。
それはいずれも有限なものだから。
枯渇してしまったら、生きていくことができないから。

それでも世界が平和になる道をみつけよう。
それでも何かできることをみつけよう。
それでも何ができるか考えよう。

同じ地球に住み、
同じ空気を吸い、
同じ生き物であり、
同じ人間なのだから。